太宰府は古くから学問のまちとして知られてきました。ヒマラボはその歴史に敬意を払いながら、太宰府に「探究する地域文化」を更に醸成していくことを目指しています。
ヒマラボは、「ヒマなときに研究するラボ」として、気軽に研究的活動を楽しめる場としてスタートしました。そこにあるのは、“好奇心を毀損されない社会”への願いです。「なぜ?」と問いをもち、実験し、語り、学び合い、調べ、深めることができる。そんな営みが、地域の日常にあふれている状態を「探究する地域文化」と呼んでいます。
ヒマラボは2017年12月に福岡大学で、社会人と学生が混ざり月1回程度、研究「的」な活動をするコミュニティとして立ち上がりました。参加者で論文読んだり、自分の好奇心にしたがって調べたことを発表したり。その後、2019年に一般社団法人になりました。
研究「的」と表現しているのは、「研究活動」だと厳密な学術的新規性も問われそうで、より気軽に参加してほしかったからです。空いた時間に研究的な活動をして小さな知的生産を愛でよう、という思いを込め、ヒマなときに研究するラボで「ヒマラボ」と名付けました。立ち上げ当初より、学問という文脈のある太宰府市でこの活動を展開したいと考えており、2021年から太宰府市に拠点を移しました。
下記に沿うものであれば幅広く取り組んでいます。
1.市民および企業に対する調査・分析活動および研究効果のアウトプット支援
2.大学および研究所や民間企業所属の研究者による市民向け講演や講座の企画・開催
3.研究内容や研究活動プロセスの広報
4.その他上記目的にかかわる全ての活動
ゆるく語り合う読書会を開いています。
論文を読んだり、発表をしてみたり。
色んな好奇心に触れ、楽しみます。
経営学など関連する学問分野やリサーチ方法などを応用して、人材育成や事業活動の支援などをしています。
高校の探究学習や地域活性化などの支援を行っています。シチズンサイエンスなど市民と研究者との協働による科学的な活動のサポートもしています。
日本学術会議若手アカデミーの提言書にも取り上げられています。